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秋保大滝不動尊について
―荘厳な滝に観得されたお不動さま―
秋保大滝不動尊は山寺立石寺の奥の院といわれ、不動明王さまをご本尊に祀る真言宗智山派の寺院である。正式名は滝本山西光寺で、東北三十六不動霊場29番札所・みちのく巡礼第26番札所となっている。
不動尊の始まりは平安時代にさかのぼり、比叡山延暦寺三世座主慈覚大師円仁は、湯元の洞窟堂(いわやどう)山から山寺へ越える途中、この大滝の壮観と森厳さに心打たれ、暫しここに錫(しゃく)を留めて修行した。その後、二口峠を越え、貞観2年(860年)立石寺を開基する。その後、再びこの地に立ち寄り、不動明王をまつったと伝えられている。
現在の不動堂と不動明王坐像は、江戸時代、秋保大滝不動尊中興知足上人が大願を成就し造立したものである。知足上人の御影像は境内の「開山知足堂」に祀られている。
境内にはいろいろな植物が生えており、四季折々さまざまな風景を見ることができる。境内は天然記念物として保護するよう求められている処である。
(国指定名勝 昭和17年指定)
日本三名瀑 秋保大滝
開山知足堂
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